サイトロゴ

世界観

GM リネットたちが夏の海を航海している中、一方その頃……。今回はなんと、ユリゼン王国の王都の場面からスタートします。
一同 おおぉ!?
GM 海に面した山の斜面にある美しい王都。その頂きに、荘厳華麗なるユリゼンの王城があります。そして王城の一角にある海軍本部(アドミラルティ)。円卓を囲む軍議室には、、海軍の重鎮である4人の海軍卿が難しい顔をして座っています。軍議室の外に面する壁は吹き抜けになっていて、そこから穏やかな海が見えます。そこに「サミュエル・ピープス卿がお戻りになりました」と声がします。
チェスPL え、すごい偉かったんだあの船長(汗)
GM 「おやおやおや、皆さん、お揃いで。しかもまた、難しい顔をして」と軽い感じで軍議室に入ってくるサミー船長。「ここの椅子空いてるよね」といって勝手に座ります。海軍卿たちは彼を見るのも嫌そうに咳払いをして「相変わらずこの男は……」的な空気が漂います。そして一人の海軍卿が「あの退屈海からよく無事でお戻りで」と皮肉を言いいます。サミー船長は涼しい顔で「いやいや~、それはそれは大変な航海でしたよ。あ、これお土産の『退屈ゴーフレット』ね。つまんないモンだけど」ずずいっと配る。部屋の隅にいる書記官にも配る。
海軍卿(チェス) 「い、いや、結構……」
GM ちなみに、さすがのサミー船長も今回は軍服を着てます。
リネットPL 裸だったらどうしようかと思った。
サミー船長(GM) 「で、何で急に私を呼び戻したりなんかしたんです? 退屈海で、ゆっくり隠居していたかったんですがねぇ」
海軍卿(GM) 鋭い目つきになって「貴公も知っていよう。スヴェントヴィト帝国の動きが近頃、活発になってきているのを」
サミー船長(GM) とぼけた様子で「へぇ、そいつは初耳ですね」
海軍卿(バド) 「相変わらずだな、その態度。全く度し難いものがある」
サミー船長(GM) 「活発になっているからどうだっていうんですか? 分かりやすく話を聞かせてくれないと、私の頭にはちょっと難しすぎますねえ」
チェスPL 何でこいつ、こんな偉そうなのに、クビになんないんだろ?
ルルディPL 優秀だからです。
チェスPL 優秀なのか、こいつ!
GM そこで突然誰かの気配がして、海軍卿たちがビシっと背筋を正して立ち上がります。そして、敬礼。
女性の声(GM) 「その話は私からいたしましょう」軍議室の入り口に、ユリゼンの女王陛下が立っています。
GM アリス女王の登場に、さすがにかのサミュエル卿も椅子から、もんどりうって3回転ほど転がり降りて、振り向いてビシっと敬礼。
チェスPL 何で転がるの!
アリス女王(チェス) 「相変わらずですね、サミュエル卿」
チェスPL 口元がほころんで。
GM 侍従を連れた女王は円卓の専用の椅子に優雅に腰掛けます。女王は、好んでよく着る海の色のドレスを着ています。
アリス女王(GM) 「率直に言いましょう。あなたを呼び戻したのは、海軍卿への復帰を命じるためです」
海軍卿(PC一同) 「馬鹿な、このような男を!」「このような不真面目な!」「我々に何かご不満が!?」「女王も冗談がお好きですな……」
アリス女王(GM) 「私は冗談で言っているのではありません」
海軍卿(チェス) 「何故です?」
アリス女王(GM) 「実戦経験の長い者が、海軍卿に必要になってきているのです」
海軍卿(チェス) 「いや、しかし……」
アリス女王(バド) 「レクセンテール卿、あなたは先日、持病を理由に公務を休みましたね。持病があるのでは今後忙しくなる海軍卿職は厳しいでしょう……お辞めなさい」
GM その場で言い渡しちゃうんだ。きっつい~。でもそれ採用で(笑)
アリス女王(GM) 「しかし、あなたには新しい職を用意しています。安心しなさい」それなりにいいポストを用意しているという。
チェスPL 楽だけど、給料は結構もらえる職場なんですね。
海軍卿(GM) 「それでしたら……(ニヤリ)」
チェスPL 小物~!
GM しかし、海軍卿の中に一人くらいはちゃんとした、いい人というか、切れ者がいてくれないと困ってしまうな(笑)
バドPL 本当の切れ者とサミュエルって悪友っぽいよね。
リネットPL きっと士官候補生の頃からの仲良しがいるんだよ。
ルルディPL 今までに台詞を言ってない、黙っている海軍卿がいることにすればいい。「サミュエル、よく戻ってきてくれたな」
サミー船長(GM) 
「あんまり戻りたくなかったんだけどねえぇ……。ところで」サミーは鋭い目つきになります。「帝国が騒がしい騒がしい、と海軍卿の皆様方はおっしゃられているようだが、他の情報が入っているのは聞いてないのですかい?」
チェスPL キレ者っぽい。
海軍卿(チェス) 「他の情報だと? ヨタ話だと許さんぞ」
海軍卿(GM) 「帝国以外に我らの敵がどこに存在しているというのだ!?」
アリス女王(GM) 「バッカニア……。海賊たちですね」
サミー船長(GM) 「さすがは陛下。ご存じでしたか」
GM 七都市同盟に属する国バッカニア。彼らは漁業、狩り、鯨漁を主にしているという国なのですが、実際には海賊船団の寄せ集めの国家。国土というものを持たず、船団で常に海を渡っているといいます。
海軍卿(バド) 「そんなバカな! 同盟を結んでから奴らは不穏な動きをしてないではないか」
海軍卿(ルルディ) 「我が国の威光に恐れをなしたに違いない」
バドPL 例のキレ者だけは「やはりお前もつかんでいたか」
サミー船長(GM) 「バッカニアの大海賊・ヴィオレッタ海賊団の頭領の息子が、退屈海へ向けて動き出したとか。すでに襲われた商船もあるようです」
海軍卿(GM) 「退屈海だと? 今、あの海には海軍船が一隻も無いではないか!」
サミー船長(GM) 「ご心配なく。あの海にはすでにウチのクィーン・グレイス号を出してあります」
海軍卿(GM) 「なんだと、誰が指揮をとっているというのだ? お前以外に士官など誰も乗っていなかったはず……」
サミー船長(GM) 「ああ、この間、海軍アカデミー出の女の子が一人派遣されてきましてね。彼女のに後を任せました。士官候補生ですけど、なかなか見どころがある子でしてね。いやぁ、私もよく怒られましたよ」(一同笑)
海軍卿(GM) 「し……士官候補生だと!?」「そのような者に任せておいて大丈夫なのか?」
アリス女王(GM) 「まさか、クロウ岬の別荘からの手紙に書いてあった……確かウィンドフィール家の?」
サミー船長(GM) 「そうそう。その人です」
海軍卿(チェス) 「それは何か、名のある貴族の出か?」
サミー船長(GM) 「いやいや、田舎の貴族らしいですよ。私と同じようにね」
海軍卿(GM) 「経験も何もない、学校を出たばかりのただ士官候補生を、船長に据えたというのか……!?」
サミー船長(リネット) 「なあに、大丈夫ですよ。あそこには腕の立つ船員たちがたくさんいますから」
GM どちらかと言えば、遊び人ばかりというか(一同笑)
サミー船長(バド) 「ワシはよく賭けで負かされたよ」
ルルディPL なるほど、腕のいい船員(笑)
海軍卿(チェス) 「賭け事だとっ! 貴様、軍規をどう考えている!」(ざわざわ……)
サミー船長(バド) 「今回の海賊の相手にはうってつけじゃないですか」書記官の方を向いて「あ、今言った賭けのこと記録しないでね」
海軍卿(チェス) 「だが、そんな小娘の士官候補生一人で何ができる!」
サミー船長(GM) 「もう、行っちゃったものはしょうがないでしょう。呼び戻そうったって、すでに退屈海の奥の方に……はっはっは」
海軍卿(GM) 「女王陛下、どう思われます! これを」
アリス女王(GM) 「……サミュエル卿の判断を信じましょう。何か考えがあるのでしょう」
海軍卿(GM) 切れ者の海軍卿は「しかし士官候補生が船長とは、海軍としてはあまり宜しくない。クィーン・グレイス号にグリフォン便を送っておきましょう。臨時で士官候補生が船の指揮を執る時は、海尉心得に昇進させなければ」
リネットPL ええ~、上がるんだ。
海軍卿(GM) 「次の港にクィーン・グレイス号がたどり着いたとき、そのウィンドフィール家の船長が乗っておれば、昇進ということでよいですかな」
サミー船長(リネットPL) 「大丈夫ですよ、私はここぞという賭けでは負けたことがないんで」
チェスPL 本当にぃ?
バドPL そこは読者の皆さんにも突っ込んでもらって。「嘘、つけーーー!!」
リネットPL 人生の賭けには絶対勝ってる人ですよ。
アリス女王(GM) 「では、クィーン・グレイス号には海賊の討伐も命じなければなりませんね……」女王もさすがに不安を隠せないようです。「バッカニア、なぜ今動くのです……。帝国が攻めてくる前に、七都市同盟を一つにしなければならないというのに……」
GM 女王が呟いたところでこのシーンを終わります。

  • back
  • おまけTOPへ
topへ
矢印 りゅうたまとは?  さらに詳しくはりゅうたま公式ブログへ! メールご意見・ご感想   
(C)2011 Atsuhiro Okada (C)2011 JIVE Ltd.